とにかく軽いアルミアングルの重量
扱いやすいアルミアングル
鉄鋼のアングルに比べ、アルミで作られたアルミアングルは、加工がしやすいという特徴がありますが、もうひとつの特性として「軽い」という点も忘れてはなりません。
アルミの質量は鉄や銅のおよそ3分の1となっています。そのため、棒状のアングルを使用して何か製品を作ったとしても、鉄製とアルミ製では重量に大きな差が出てしまいます。もちろん、重いことが求められる製品もあるでしょうが、製品を加工する際には、あきらかに重量が軽いほうが加工がしやすいですし、乗り物のパーツなどに使用される場合には、軽量化をすることによって省エネにもつながります。
建材などで使用する場合も、重量が軽いアルミアングルのほうが運搬もしやすく、建設作業もしやすいでしょう。DIYでアングルを使用して棚やボックス、額などを製作する場合も、重量が軽いアルミアングルは扱いやすいはずです。
アルミアングルの重量を求める
アルミアングルの重量は、アルミアングルを販売している業者のカタログなどにそれぞれ記載されていますから、使用するパーツの重量が知りたい場合にはカタログに記載された重量を参考に数値を算出してみるのが良いでしょう。
たとえば、アルミ材料などを専門に取り扱っているニッカル商工株式会社のアルミアングルでは、等辺アングルA6063S-T5(Rなし)という製品は、一辺15㎜、厚さ1㎜、長さ4000㎜のものが一本当たり0.4kgという参考重量で記載されています。不等辺アングルA6063S-T5(Rなし)という製品は、一辺が1.5㎜と20㎜、厚さ1.5㎜、長さ4000㎜のものが一本当たり0.5㎏として記載されています。
そのほかのアングルについてもそれぞれの参考重量が記載されており、もっと短いサイズや長いサイズのものを使用したければ、参考重量をもとに重量を割り出すことができます。
また、等辺のL字型のアングルの重量は(2辺の長さ‐厚み)×厚み×長さ×比重/1000gという式で求めることができますし、らくちん設計.com(http://rakutin.himegimi.jp/index.html )のような計算サイトなども活用することができます。