生産量は多いが消費量も多い

アメリカはロシアほどではありませんが、国土面積が広めで日本と比べればかなり広いです。
人口は日本の約2倍で、世界を代表するような多国籍企業がたくさんあります。

世界的に有名な企業のほとんどがアメリカの企業だと言っても過言ではありません。

民間企業だけでなく、国際機関などもアメリカに置かれていることが多いです。
アメリカは世界経済の中心だと言えるでしょう。天然資源も比較的豊富な方です。

そんなアメリカはアルミ産業においても、世界の国の中で比較的上位の位置づけです。

アメリカ国内でボーキサイトを採掘できることもあり、2016年の新地金の生産量を見てみると、アメリカは9位になっています。

一方で新地金の消費量を見てみると、アメリカは2位です。
アルミ精錬を行っている工場がたくさんあり、アルミ生産量はそこそこ多いものの、それ以上に消費量の方が多い状況にあります。

そのため、自国内で消費するアルミの量を賄いきれず、他国から輸入していることになります。

 

自動車や航空機の材料として使われる

アメリカは世界第1位の経済大国、あらゆる産業が盛んです。
天然資源に恵まれていることもあり、工業の分野においては、原材料となる資源を自国内で調達していることも多いです。

アルミにおいては、一部をアメリカ国内で調達し、足りない分を他国から輸入するといった具合で製造活動が行われています。

アメリカで特に盛んな産業と言えば自動車産業です。
アメリカには世界的に有名な自動車メーカーがいくつかあります。

アメリカ産の自動車は性能が良く外見も格好良い自動車が多いです。

そういった自動車の部品としてアルミは欠かせません。
自動車の車体には軽くて丈夫なアルミ合金が使われており、自動車の性能を左右します。
自動車には細かなパーツが多く使われていますが、パーツの中にもアルミやアルミ合金でできているものが多いです。

自動車の他に航空機産業もアメリカでは盛んですが、航空機の機体にもアルミやアルミ合金が使われてて、アメリカの産業においてアルミは非常に重要な役割を果たしています。