さまざまな規格があるアルミアングル

アルミアングルの規格品

規格品のアルミアングルは、断面がL字型をしているものが一般的です。L字型は、等辺のものと不等辺のものがあり、さらにL字の直角に曲がった外側や内側部分に丸みを持たせたR付アングルと、丸みのないRなしアングルがあります。

アルミアングルはアルミに押出加工をして形を作り出しますが、L字型のほかにはC字型やE字型、H字型、T字型、Z字型、コの字型などもあります。これらのアルミアングルは、用途や目的によって使い分けられています。

またアルミの材質は、A6063という規格品が多く使われますが、さらに強度が欲しい場合などはA5052、A6N01、A7N01といったものも使われます。

ごく一般的なアルミアングルはホームセンターなどでも取り扱いがありますが、大量に使用したい場合や、特殊なサイズ、素材のものを使いたいという場合はアルミを専門に扱う業者などに問い合わせると、希望に合ったアルミアングルを取り寄せたり、新たに制作してくます。

専門の業者の場合は、細い棒状のアルミアングルも、長いまま保管しているところも多く、その場合は希望の長さにカットしてもらうこともできます。

アルミアングルの使い分け

ちなみに、多彩な種類のあるアルミアングルの使い分けですが、使用する人が用途に応じて使い分けるので特に決まった使用のルールというものはありません。

ただし、等辺L字のアルミアングルの場合は、両辺が同じ幅であることにより、力が均等にかかりますから、ゆがみなどが起こりにくく、耐久性を求められる製品の部材や補強などに向いているようです。

反対に、不等辺のL字型アルミアングルの場合は、等辺の物に比べ肉厚に作られていることが多いので、がっちりとした作りの製品の部材として選ばれることも多いです。

インテリアグッズ(棚など)をアルミアングルで使用する場合、あまりに角が鋭いものだと危ない場合もあるので、そういった場合は外側にRがついたアルミアングルを使用するのが良いでしょう。